2011年06月30日

応用情報技術者試験・合格のための本

※平成23年度【春期】【秋期】 応用情報技術者 合格教本



※応用情報技術者午後問題の重点対策〈2011〉








2010年02月10日

図解で学ぶドラッカー入門

 ドラッカーの入門書としておすすめです。


2009年04月06日

たんけんぼくのほん「社会起業家に学べ」

 管理人です。

 最近は、ほんとに時間がありません。
 
 「いや、時間はつくるものだ」

 なんて、エリートビジネスマンとかが
 言いそうですけど、
 ないもんは、ないんです。

 やっぱり、本業がこの時期忙しい上に、
 2つのプロジェクトを同時に動かそうというのが、
 ちょっと無茶だったかも。

 ま、でも、

 それこそ「時間はつくるもの」なので、
 その辺はなんとかしてみようかなと。

 しかし、その代価として、
 ブログの更新頻度が、大幅に遅れていますね。

 「何かを得るためには、それと同等の代価を必要とする」

 てなわけで、いろいろと代価を払いつつ、
 日々頑張ってます。


 まったくとりとめもない出だしですが、
 今回は、久々に「たんけんぼくのほん」をやります!

 タイトルは「社会起業家に学べ!」


 

 ごめん、今回は、写真ナシで!


◆とはいえ、別に本の紹介はしません


 以前もブログで書きましたが、
 この本の著者である今一生さんの呼びかけの下、
 
 「社会起業支援サミット2009」というイベントを
 水面下で進めております。

 そのイベントに呼びたいような「日本の社会起業家」
 と呼ばれる人々は、どんな人なのかを、
 知ってもらえれば幸いです。


◆「週間ダイヤモンド」でも社会起業家が!


 ちなみに、ビジネスマンに人気のある
 「週間ダイヤモンド」の4/11号で、
 社会起業家が特集されてます。

 「特集されてるのが、本とほとんど変わらない」

 と今さんはプリプリしてましたが、
 世の中そんなもんです。


◆最後に


 「何かを得るためには、それと同等の代価を必要とする」

 たぶん、今払っている代価は、
 「健康」じゃないかなと思っています。

 最近、腰がものすごく痛い……

2009年03月16日

たんけんぼくのほん「日本のNPOはなぜ不幸なのか?」

管理人です。

 今回の「たんけんぼくのほん」は、


 「日本のNPOはなぜ不幸なのか?」

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 ま、実際、ほとんどのNPOは、
 やっぱり大変です。




◆はじめに 〜そもそも、NPOってなに?〜


 NPOってのは「Non Profit Organization」の略。
 つまり、NPO法人ってのは「非営利活動法人」ってことです。
 さらに正確に言えば「特定非営利活動法人」。

 まず「特定」ってことで、
 活動領域が規定されています。
 現在、17領域になります。
 (本書P22でも紹介)

 17領域の詳細については、
 こちらをごらんください。

 P-SONICがNPO法人を取得する際には、
 17領域目
「前各号に掲げる活動を行う団体の運営又は
 活動に関する連絡助言又は援助の活動」が
 メインになります。

 そして「非営利」。
 この言葉は、よくボランティアと混同されます。
 たとえば、給料をもらってはいけないんじゃないか、とかね。

 あと、カネを稼いではいけないんじゃないか、とか。
 そんなことはありません。
 事業を行って、税引き後の利益を再分配しては、
 いけないということです。

 ここでいう「利益の再分配」ってのは、
 ふつうの株式会社と比較するとわかりやすい。

 株式会社では、株主に対して配当がされたり、
 会社解散の際には、残余財産を株主で分配できますが、

 NPOの場合は、これができない、ってこと。


○NPO法制定前夜での駆け引き


 この本の著者、市村浩一郎さんは、
 議員としてNPO法案の制定化に尽力された方ですが、

 当初の狙いとしてあった、

 NPOが法人格を取得する手続きを定めた法律や、
 税制上の優遇措置を規定するための、
 所得税法や法人税法などの、
 一部改正などからなる法律の作成(P30)


 これらの法整備を通して、
 アメリカなどで盛んな
 「NPOセクター」活性化をめざしてたそうですが、
 (ここでの「NPOセクター」とは、
  公益法人の民営化と認識しておいてください)
 
 途中でいつの間にか、
 NPO法は、「ボランティア促進法」にすりかわって
 しまったそうです。

 「NPOはボランティア団体とは違う」(P42)
 確かにそうです。

 でも、いつの間にか、NPOはボランティア団体の延長になった。
 なぜそうなったのか?
 
 「一部の官僚が『市民側』と称する
  特定の人物たちと結託して、
  阪神・淡路大震災を利用した面がある」
(P42)

 なぜ?

 「本格的なNPOセクターの登場を官僚機構、
  特に旧大蔵官僚が嫌ったからだ」

 「本来NPOである公益法人を天下り先として
  利用していたその他の省庁の官僚も、
  もちろん嫌がった」
(P42)

 なのだそうです。


◆NPO法の現状の最大の問題は何?


 本書によると

 「寄付優遇制度が伴わない、
  単に法人格取得の要件と手続きを
  定めただけの法律」

 「『特定』問題や、
  準則主義ではなく、『認証主義』である」
(P56)

 ちなみに準則主義ってのは、
 株式会社登録時のやりかた、と覚えておいてください。

 結局、寄付優遇が整っていないために、
 現場では、相当の苦労が伴う、ということです。

 NPO現場は、どのように大変なのか、
 今後の展望は?

 さまざまなことがわかりやすく書かれていますので、
 ぜひご覧になってみてください。




◆最後に 〜「官僚」というものについて〜


 管理人は、従来のNPOの問題点を目の当たりにして、
 社会起業家というものに、
 その解決の可能性の一端を見出したわけですが、

 同時に、NPOに対する支援と選別も、
 社会の問題解決には、重要な用途だとも、
 信じてやみません。

 
 それにしても、社会起業家も官僚が嫌い。
 NPOの人も、官僚が嫌いな人が多い。

 官僚ってのは、社会の害虫なのか?

 個人的には、官僚組織の人と(トップじゃないですけど)
 話したりすることがままあるんですが、
 みんな、肩身が狭い中で、
 それでもプロ意識をもって自分のなすべきことをしている、
 という感を受けます。

 どこかで、プロ意識がエリート意識になって、
 何かがゆがんでしまうのか。
 そんなことを思います。

 ま、官僚だろうが大企業だろうが、
 大きな組織に属していると、
 往々にして、人は自己保身に走りがちなんですけどね。

 天下りにしたって、

 「自分は、プロとして貢献したのだから、
  その専門性をもって、他の部署で、
  それ相応のものをもらって何が悪い」

 くらいな意識だと思います。

 また、プロ意識が強いから、
 NPOに対しても、

 「自分たちのやってることに、口出しするウザイ連中」

 と思っている可能性は高いです。


 とはいえ、NPOにしたって、
 同じことをやってるほかのNPOに対して、
 
 「自分たちのほうが、いいことやってる」

 ということで、あまり協力し合わない事例も
 多いわけですから、

 そのへんは、案外似たり寄ったりかも、しれません。
 ま、それが人間のサガだといえば、
 それまでかもしれませんけどね。

2009年03月09日

たんけんぼくのほん「ロジカルシンキングのための『見える化』入門」!

 管理人です。

 今回の「たんけんぼくのほん」は、

 「ロジカルシンキングのための『見える化』入門」!

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 タイトルを聞くだけでは、
 内容が、わかるようでわからないですが、

 要は、いわゆる問題発見&解決本です。

 さまざまな問題の真の原因を特定する
 解決に向けての手順を明確にする
 (ロジカルシンキング)


 そうした一連の流れを、誰が見てもわかるように、
 イメージで表現する(見える化)


 これをひっくるめて「フレームワーク」なんて
 言ったりもします。

 すきより3月も、この本の内容も、
 参考にして講義案作っています。




○ぱっと見使いやすいフレームワークは?


 この本は、もちろん企業向けに書かれてます。
 学んだフレームワークを用いての演習もできるのが、
 この本のウリのひとつ
ですが、
 ほとんどが、企業的な題材です。

 それはそれでいいのですが、
 市民活動団体の方や、NPOとかの方には、
 そういったものがピンとこない方も、
 多くおられる気がします。

 あと、NPOやまちづくりレベルでは、
 ちょっと使いにくいんじゃないかなと、
 個人的に思うものも、いくつかあります。

 パレート図(本文P27〜)
 特性要因図(P38〜)
 
 とかは、なかなか使いづらいかもしれません。

 って、管理人だけかもしれませんが。

 まぁ、本の最初に出ているKJ法は、
 けっこうまちづくりやNPOでもおなじみなので、
 これは問題ないでしょう。
 ご存知ない方は、本を買ってみてください。
 そんなに難しくありません。

 あとは、イベントの進捗を管理するためのWBS(P93〜)は、
 知っておくと楽になります。


 問題を分解するロジックツリー(P73〜)も、
 このへんの分野では定番なので
 ぜひ理解を深めてください。

 自分の組織、団体について、
 周りとの関係の中で「ウリ」を考えたいときには
 SWOT分析(P175)がおすすめです



○これらって、全部覚えないといけないの?


 まぁ、一流のコンサルタントを目指すなら、
 こういったフレームワークを、
 200から数百種類だとか覚えて、
 それを使いこなせるようになる必要があるらしいですが、

 コンサルタントを目指さない方は、
 そこまでするのは、しんどいからやめましょう。

 一通りフレームワークを見つめてみて、
 「自分たちの一連の業務との接点がもてそうだな」
 そんな感じがしたフレームワークを、

 2〜3くらい徹底的に、
 折に触れて試してみたほうが、
 よほど効果的です。






○最後に


 ロジカルシンキング

 これは、さまざまな問題を効果的に解決しようとするためには、
 避けて通ることはできないと考えます。

 確かに、勘と経験という要素は、
 非常に重要な要素だと思います。

 しかし、それは「人には説明できない」領域なので、
 
 「ほかに、原因や解決策があるんじゃないですかぁ?」

 といわれたときに、

 「いえ、これがベストな策です」で説明できる
 根拠がありません。

 見える化も同様で、
 自分だけが持っている考え方や思いを、
 見えるように説明しないと、
 人は共感するのが難しいといえます。


 とくに、まちづくりとかNPOとかの人は、
 情熱とかミッション(使命感)ベースで
 行動することが多いので、
 (管理人もそうなんですが)

 それを伝える際に、たいてい痛い目を見ます。
 
 まぁ、福祉とか国際支援とかの情に訴えやすいものは、
 そんなにロジカルに説明したり、
 見える化しなくても、共感が集めやすいかもしれませんが、

 (でも、こうした分野は、特にお金の流れは見える化しとかないと、
 あとあと大変ですけどね)

 そうでない分野、特にP-SONICのごとき
 どちらかというと中間支援に属するところは、
 情では何も訴えられませんからねぇ。  

2009年02月20日

たんけんぼくのほん「チェンジメーカー」!

管理人です。
 
 今日の、「たんけんぼくのほん」は……

 「チェンジメーカー」!

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 サブタイトルに「社会起業家が世の中を変える」
 とあるように、

 要は、社会起業家のインタビュー本です。

 ま、社会起業家について書かれた本は、
 いくつかあるのですが、
 それは、おいおい紹介していくとして、

 まずは、実際に「社会起業家」と呼ばれる人たちの
 活動をみていくことが、
 社会起業家についての理解の第一歩かな、と。

 著者は、渡邊奈々さんという、本業は写真家です。
 だからかはわかりませんが、
 本の中での社会起業家の写真は、かなり生き生きとしています。


○この本から見る、社会起業家の資質とは…… 

 
 さてさて、この本では、
 18人の社会起業家と呼ばれる人について
 紹介しています。

 全員を紹介するのはしんどいので、
 個人的に興味を持った人を紹介します。

 まずは「社会起業家の父」と呼ばれる、
 「アショカ財団」代表の、
 ビル・ドレイトンさん。

 社会起業家のサポートといえば、
 アショカ財団が最大の歴史と実績と実力を持ってます。
 
 そんなドレイトンさんいわく、
 社会起業家に求められる資質として、

・右脳と左脳の両方が豊か

・何らかの社会の矛盾を解消したいという情熱があること

・変革を実現する可能性のあるまったく新しいアイデアを持っている

・理想的なアイデアを現実にする上で具体的な戦略を持っている

・予期せぬ障害が起きたときでも、即座に頭を切り替えて
 ゴールに向かう柔軟性


 これらすべてが必要だそうです(本書P17)

 う〜ん。確かに、これらすべてが備わっていたら、
 ビジネスでも、何でも成功するでしょうね。


 しかも、それに加えて、

・短期的な達成感がなくても情熱を継続する持続力

・誠実さ(これがもっとも大切、だそうです)


 がなくてはいけないそうです。


 ……これらすべてがそろった人間のことを、
 普通の人は「模範的な人間」と呼びます。


 ま、逆にいえば、これくらの能力がなくては、
 後々大変、ということかもしれませんが……

 ちょ、ちょっと、これでは、
 
 「社会起業家って、雲の上の人なのねぇ」

 という結論で終わってしまうので、
 もう少し、違う観点でみていきましょう。

 まず、社会起業家と呼ばれる人は、
 ほとんどお役所、官僚嫌いだといっても、
 ほぼ差し支えありません。


 「政府のお金というのは自由に使えないものよ。
  私はとにかく官僚が大っ嫌い!」
(本書P31)
 (エンデヴァー代表 リンダ・ロッテンバーグ)

 ……ほらね?

 ま、ほかにも、市からの支援がカットされて、
 社会起業への道が始まったとか、
 どうも、お役所とのある種の決別から、
 社会起業というものは、スタートするようです。

 個人的には、お役所との協働については、
 
・まず、お役所の委託がなくても独立できる資金を確保する
・お役所体質については、あらかじめそういうもんだと受け入れる

 この2つがないと、いろんな意味で疲弊します。


○この本のおすすめは……


 ここまで書くと、なんか社会起業家って、
 雲の上の存在であるうえに、
 官僚からは煙たがれる存在なのかと、
 写ってしまいますね。

 ま、それはそうなんですが。

 でも、この本を見ていると、
 
 「世の中捨てたもんじゃないな」という気にはさせられます。
 その意味では、おすすめの本です。





 しかし、ここで感銘を受けて、

 「よし! 自分も社会起業家になろう!」

 と思ったときに、
 そのハードルが、とてつもなく高いことは、
 やっぱり間違いないんですよねぇ。


 ま、せめて、
 
 「自分は、社会起業家になろうと思っている」

 という人が周りにいたら、
 理解を示してあげましょう。


○最後に

 この本に出ているのは、
 社会起業家の中でも、エリート中のエリート。
 いわば、業界ではトップレベル。

 では、こうしたトップレベルが自然発生的に登場するのを、
 私たちは、祈って待つだけでよいのか?

 政治はあてにならないから、
 あとは、この人たちに任せよう。
 って、それでよいのだろうか?

 もう少し、こうした一流の人材を輩出できるようにするための
 土壌作りが必要ではないのか?
 そんなことを考えています。

 では、その土壌とは何か?

 ひとつは、間違いなく
 青年社会起業家、つまり、
 社会起業家予備軍の輩出でしょう。

 ほかにも、現在のNPO等のサポート、
 企業サイドへの働きかけ、
 いろいろありそうです。

 P-SONICが、ここでできることは何か?
 すべきことは何か?
 したいことは何か?

 現状の活動を続けながら、
 そんなことを、考えています。

 

2009年02月06日

たんけんぼくのほん 「あの人と和解する」

 管理人です。

 今回の、たんけんぼくのほんで取り扱う本は……

 『あの人と和解する』!

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 ブラインドを背景に、写真撮ってみました。
 ちょっと「太陽にほえろ」みたいなノリです。

 ま、そんなことはどうでもいいとして。

 「和解」といっても、ピンとこない人も、
 けっこう多いかもしれませんね。

 でも、和解が必要になる場面って、
 けっこうあります。

 たとえば、ケンカしたとき。
 ま、恋人同士とかのケンカは、
 バレンタインを前後して、結構ありそうですよね。

 個人的には、今年ありそうなケンカのパターンとしては、
 バレンタイン前の2月13日に、恋人と2人で、
 山中湖にでも旅行に行こうということになるとします。

 ホラー好きの彼氏の側としては、

「今、富士山中湖は期間限定でクリスタルレイクになってるから、
 彼女と一緒に『13日の金曜日』気分にひたれるに違いない。
 そうすれば、彼女も喜んでくれるだろう」

 と考えているとします。
 キャンペーンの詳細は、こちらから。


 でも、そんなことを知らない彼女側にとってみれば、
 せっかくの彼氏とのデートで行ったお店のオーナーが、
 ジェイソンマスクをかぶってたら、思わず引いてしまう可能性大。

 そんな「相互のすれ違い」で、案外ケンカは起こったりします。
 これは、友人同士でのケンカでも同様です。


 あとは、組織内での意見の食い違い。
 会議中とかに、起こりうるものです。

 会議中に発生する意見の相違に、
 ファシリテーターがどう取り組むべきかは、
 前回紹介した、こちらの本を参照に。






○和解は必要なのか?


 意見の対立とか、相互の葛藤とかを、
 この本では「コンフリクト」と呼んでます。


 もっとも、いろんな本でコンフリクトは登場するので、
 覚えていて損はありません。

 日本人にとって、コンフリクトってのは、
 できれば避けたいもの、というイメージがあります。
 ま、正直言って、管理人もそうです。

 よくあるのは、コンフリクトと向き合わないこと。
 たとえば、友人、恋人であれば、別れる。
 別れるとまではいかなくても、距離をおく。

 会議での意見の対立の場合は、
 もうリーダーに丸投げしてしまって、考えるのを放棄する。
 こういったところでしょうか。

 では、こうしたコンフリクトを解決する手順とは?


○和解の5つのパターン


 たとえば、恋人の彼氏Aさんと彼女Bさんがいて、

 Aさんは、旅行に山中湖、もといクリスタルレイクに行きたい
 Bさんは、旅行にさっぽろ雪祭りにいきたい。

 でも、双方休みは1日しか取れないので、
 両方はムリ。

 この場合の、和解のパターンは、
 次の5通りになります。

1.双方が身を引く、あきらめる

 双方が意見をひっこめる、痛みわけです。
 この場合だと、もう旅行に行かないで、
 休みは、本通りでお好み焼き。

 そんなパターンです。


2.Aさんの希望をとる(クリスタルレイクに行く)

 Aさんの願いに押し切られた形で、
 結局は2人で山中湖に。

 でも、Bさんは、こう思うでしょう。

「なんで、せっかくの2人きりの時間に、
 ジェイソン気分にひたらないといけないのかしら…

 ていうか、ジェイソンゆっくり歩いているくせに、
 いつの間にか追いついてくるし。
 私、走るのは嫌なのよねぇ。あぁやだやだ」

 ……Bさんの葛藤は、膨らむばかりです。


2.Bさんの希望をとる(さっぽろ雪まつりに行く)

 Bさんの願いに押し切られた形で、
 結局は2人でさっぽろ雪まつりに。

 でも、Aさんは…

「山中湖がクリスタルレイクになるなんで、もう
 後にも先にもないじゃないか!
 さっぽろ雪まつりは、毎年あるけどさぁ!

 ていうか、ジェイソンマスクの店主の店で、
 ステーキが食べたいんだぁ!」

 Aさんの不満は、高まるばかりです。


 で、現実的にありがちなのが……


4.双方が妥協する、ないし折衷案を出す

 ま、さっぽろ雪まつりの後で、
 映画館で13日の金曜日を見るとか、

 山中湖で、彼氏Aさんが、北島選手の雪像をつくるとか……

 一見すると、この案4がもっともよさそうに見えますよね。
 でも「本当にそうですか?」というのが、
 この本の主張です。


 そこで出される、最後の第5案とは…


5.トランセンド法

 トランセンドとは「超越」という意味。
 このトランセンド法は、平和学の分野では有名な
 ヨハン・ガルトゥングさんの提唱した案。


 で「超越」というと、なんか、
 先ほどの例で言えば

 「山中湖か雪まつりじゃなくて、宮島に行こう!」

 とか、今までの対立点とは、
 まったく違う概念を持ち出しそうに聞こえるのですが、
 実はそうではない。

 ポイントは、「共感」です。

 さっきの例で言えば、
 要は、なんでAさんはクリスタルレイクに行きたくて、
 Bさんはさっぽろ雪まつりに行きたいのかを、
 双方が、時間をかけて話し合う、ってことです。

 時間をかけて話し合うと、実は
 Aさんのお母さんが、大のジェイソンファンで、
 13日の金曜日を通して、家族の安らぎを確認してたから
 かもしれない。
 (ま、たとえですからね…)

 Bさんはも、雪まつりに特別な思い入れがあるのかもしれない。

 そういった双方の、意識化されていない思いを、
 いかに双方が共有するか。


 「なぜ、この人はこのような発言をするのか?」
 「なぜ、この人はこのような行動をするのか?」

 そういったものを、双方で共有するわけです。
 ファシリテーションの分野では
 「コンテクスト(文脈)の共有」と呼びます。



○じゃ、どうやって共感するの?


 実は、この本では、そんなにその辺は、
 詳しく語られてません。

 ま、相手に何か指摘するとき

 「あなたは、いつも〜ですよね」

 とか「あなた」を主語にして語るんじゃなくて、
 
 「わたしは、〜と思うのよ」

 みたいな「わたしメッセージ」のほうがいい、
 というのは、結構実践しやすいですけどね。

 
 要は、この本は

 「ガルトゥングの平和学の内容を、
  個人の人間関係の和解に応用してみよう!」


 といった本なんですが、

 そもそも、ガルトゥングの平和学の内容が、
 かなり抽象的であるため、
 この本も抽象的にならざるの得ないのかな、と思います。


 それでも「相手への共感」というテーマは、
 人間関係のコンフリクトの解決を考える上で、
 避けては通れないテーマですので、
 
 この本に一度は目を通しておくことをお勧めします。




○最後に


 この本でも言ってますが、基本的に
 人と向き合うこと、自分の思いと向き合うことは、
 はっきりいって、辛いです。


 個人的には、正直言って、
 かなり人間嫌いな部類に入ると思っています。
 しかも、自分自身もあまり好きではありません。

 そんな私が心がけているのが「赦す」こと。
 自分を赦し、人を赦す。
 
 な〜んていうと、かなりかっこいいんですが、
 どこかでその辺は折り合いをつけないと、
 生き辛いなぁ、と個人的には思います。

 

2009年01月30日

たんけんぼくのほん『ファシリテーション入門』

 管理人です。
 今回の「たんけんぼくのほん」では……

 『ファシリテーション入門』
 という本を紹介します。

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 こんな本です。
今回は、写真撮るの忘れてました……


○この本は、どんな本ですか?


 ファシリテーション「入門」となっていますが、
 別に「内容が易しい」という意味での
 入門書ではありません。

 第1章では「脚光を浴びるファシリテーション技術」ということで
 いま、なぜファシリテーションが必要とされているかが、
 紹介されています。

 まぁ、新しいものを紹介するときには、
 まずその背景と必要性を紹介するのは、
 いわば定石ですので、
 その点では、いわゆる入門書です。

 P16には、いわゆる「市民協働のまちづくり」が
 いかに大変かが紹介されてますが、
 これを解決しうるのが、ファシリテーションということに
 なるわけですね。


 で、興味深いのが、第2章の
 「応用が広がるファシリテーションの世界」

 ここでは、ファシリテーションのタイプや使用用途について
 細かく分類されています。
 そうした意味では、

 「ファシリテーションを総括的に把握する」ための
 入門書だということができます。



 ですので、たとえば

 「会議でのファシリテーションをどうしたらいいだろうか」

 という、会議などに特化したファシリテーションの解説には、
 ちょっと物足りないかもしれません


 ちなみに、P-SONICでこれまでやってきたファシリテーションは、
 会議、ミーティングを円滑にするためのものに、
 基本的に特化してます。

 Webの「博士と助手」、ミーティング編をご参照に。

 ですが、その分、ファシリテーションの
 原理原則については、やっぱり忠実に記載されています。

 私たちがファシリテーションというと、よく連想しがちな、
 会議とかの、いわゆる「問題解決のファシリテーション」。

 この基本的なプロセスは、次の4つです。

@場のデザインのスキル
A対人関係のスキル
B構造化のスキル
C合意形成のスキル


 本の中では、P51〜P54で紹介されてます。

 長く時間をとって行うタイプの
 ファシリテーター養成講座でも、
 この4つのスキルについて
 時間をかけて取り扱うことが多いようです。

 あとは、それぞれのスキルについて
 ある程度細かく紹介されています。

 このうち「場のデザインのスキル」で、
 ここで紹介するポイントは

・「何のため私たちは集まっているか?」を明確にする
・「何をどこまで決めるのか」を明確に
・話し合いを円滑にする「グラウンドルール」を明確に
・チームのタイプを明確に(チームビルディング)
・話し合いの流れ(プロセス)を明確に


 あとは、一番シビアなのが

 「誰が、ファシリテーターをするのか」

 これですね。


 で、「対人関係のスキル」は、
 はっきりいって、コーチングスキルです。

 「聴く」「質問する」「観察する」
 この3つがキーワードです。
 

 この本でも、結構ポイントを押さえて紹介されてますが、
 詳しく知りたい方は、コーチングの本を読んでみることを
 おススメします。


 「構造化のスキル」は、
 コンサルタントにとっては必須のスキルです。

 ファシリテーション・グラフィックと呼ばれているものは、
 ほとんど全て、コンサルタントがこれまで主に
 使ってきたものだといってよいのかと思います。

 この本でも、ポイントを押さえてますので、
 そのあたりの入門としても、役立ちます。


 「合意形成のスキル」では、
 意思決定のスキルについて、分かりやすく紹介されています。
 あと「協調的にコンフリクトを解消する」
(本書P169〜175)については、
 平和学の知識を学んでおくと、より理解が深まります。


 最後のほうでは、事例紹介(P184〜)も掲載されています。
 やっぱり、会議の事例紹介です。
 結構分かりやすい事例じゃないかなと思います。

 本を購入したい方は、こちらから。





○最後に


 本の最後で(P193、194)、
 ファシリテーションについて

 「最後には『人間力』というものしかないものの
  存在が大きいことに気がつきます」


 とあります。
 
 ここで書いてるのは、結局

 「この人に、ファシリテーターをやってほしい!」

 と感じさせられるかどうかなのかな、と
 個人的には思います。

 その辺は、内面がどうにじみ出ているかの
 問題だと思うんです。

 私個人の、ファシリテーターというものの対する信念として、

「ファシリテーターは、パシリテーターである」

 というものがあります。
 要は、いかに場の全体を円滑に進めるために、
 自分自身が黒子としての立場をまっとうするか。


 そんな「ファシリテーターマインド」とでも呼ぶべきものが、
 いかに私の信念になっているか。
 最後に問われるのは、そこかなと思います。

 端的にそのマインドを紹介したものとして有名なのは
 中野民夫さんの「ファシリテーター8か条」ですが、

 個人的には、そのマインドを補強しうるものとして
 「サーバントリーダーシップ」があるのかな、
 などと考えています。

 中野さんのファシリテーターの本は、
 本格的には読んでないので、

 機会があったら、読んでまだこの
 「たんけんぼくのほん」にアップしようかな、
 なんて思ってます。

2009年01月16日

たんけんぼくのほん 「コンサルタントの『現場力』!」

 管理人です。

 さて、いよいよ今回から、
 シリーズ「たんけんぼくのほん」が始まります。

 「たんけんぼくのほん、ってなに?」
 って人は、こちらをどうぞ。

 記念すべき第一回で取り上げる本は、

 「コンサルタントの『現場力』」!

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 ええ、この本です。
 
090108_195955_2.jpg

 ちょこっと写ってる、この指がポイントです。
 ま、本の内容とは全然関係ないですけどね。


○なんで、この本を選んだんですか?


 ま、管理人にとって、コンサルティングってもののイメージは

 「問題発見&問題解決をお手伝い」

 ってなイメージがありまして。

 そう考えると、
 社会の問題を解決していこうとするからには、
 コンサルティングというものの研究と理解は、
 避けては通れないのかな、なんて思ってたわけです。

 そんなことを考えていると、
 たまたまブックオフで、この本と出会ったわけです。


 で、本を見ていると、最初のほうに

「実はコンサルタントの現場力というものは、
 経営のみならず、学校・行政・病院経営などの
 あらゆる組織の運営に役立てることができる」(本書P22)


「近年のNPOの増加の背景には、今までのように
 ボランティアが本当に思いだけ、ミッションだけをベースにして
 活動していたのでは、立ち行かなくなってしまった…(中略)…」
(P23)

「社会貢献の分野にも、コンサルタントの現場力が
 不可欠になってきたのだ」(P23)


 なんて書いてあって、
 やっぱりそうなのか、と思わされました。


○ホントに個人的なポイント1 〜問題解決の「場」をつくるポイント〜

 ここからは、ま、
 いわゆる拾い読みです。

 自分がピンときた部分だけを、
 紹介しようかなと。

 で、最初のポイントは
「できるコンサルタントは『場をつくる』」(P78)

 という箇所。

 そのための要素として、書かれているのが
 「幽体離脱」「笑いの効果」

 「幽体離脱」なんて書いてありますが、
 要は、目の前のクライアントの話に真剣に耳を傾けつつ、
 同時に、より広い全体を俯瞰する視点です。


 個人的には、
 なんかのイベントでスタッフとして参加すると、
 たいていこの感覚になります。

 逆に、この感覚にならないと、
 イベントのスタッフは務まらないとさえ、
 個人的には考えます。

 で、「笑いの効果」。
 個人的には、以前より、
 真剣な会議とかの場であればあるほど、
 絶対に「笑い」というものがないといけない


 なんて強く考えてました。

 でも、日本人って、案外これができないんじゃないかと、
 個人的には思うんです。
 生真面目な人が多いですからねぇ。

 少なくとも、これまで身の回りには、
 おカタい人が多かったので、
 私が異端者なのかと思ってましたが、

 本書を通して、
 あぁ、自分そんなに間違ってなかったんかなぁと、
 少し救われた気になりました。


○ホントに個人的なポイント2 〜ニーズをシーズでウォンツに!〜


 さて、次に個人的に気に入ったのが

「ニーズをシーズでウォンツに!」(P122)

 ……最初、この箇所を見たとき、
 ルー大柴の発言かなと思ってしまいましたけど、
 そんなこともなさそう。

 要は、顕在化している(みんなが共有している)ニーズを
 シーズ(把握)した上で、

 ウォンツ(潜在化している欲求)を探り出し、
 それを提示していかないといけない
、というわけ。

 著者は、

「ニーズで、これからの企業間競争に勝てると思っている
 トップがいたら、とっとと引退していただいたほうがいいだろう」
(P122)


 などと、けっこうキツイこと言ってます。

 でも、ボランティアとかNPOの分野では、
 どちらかというと、まずニーズありきで動いている気がします。
 よくてニーズをシーズ(把握)するくらい。

 無論、NPOとかの分野では、
 目の前のニーズを、早く何とかしないとヤバイ、
 という局面も多数あります。

 「年越し派遣村」とかはその最たる例ですよね。
 彼ら彼女らにとっては、
 派遣切りの背景が何で、その解決のために……
 とかやってる暇はない。

 もう、目の前に年を越せない人がいるわけですから。


 でも、潜在化しているものを見抜かないと、
 問題解決は進まないわけで、
 その意味でも、もっと多くのNPOが、
 
「ニーズをシーズでウォンツに!」の精神が
 必要とされてるんじゃないかな、
 なんて思います。

 で、「ニーズをシーズでウォンツに!」するために必要な要素が、 
 「論理的思考」と「コンセプト思考」
なんですが、
 その詳細については、
 みなさま、ぜひ本を見てやってください。




○最後に


 そのほか、コンサルティングに必要な、
 各種問題分析ツールのポイント紹介とか、

 いろいろとためになる内容がありますので、
 ぜひ目を通されることを、おススメ致します。

2009年01月09日

問題解決、問題発見力などを向上させる書籍紹介コーナーがスタート! その名も「たんけんぼくのほん 〜問題発見、解決への旅路のガイド書籍紹介〜」

 管理人です。

 これまで、このvisageでは、

 社会の問題解決に取り組む団体のイベント紹介や、
 そのために必要なもの(ノウハウ、カネなど)を、
 ゲットできる情報を紹介してきました。

 そして今回、社会の問題解決に取り組もうとする、
 すべての人たち(主に若者たち)の羅針盤となるべく、
 新たなコーナーを、ここに立ち上げます!



 その名も「たんけんぼくのほん」!


 ……いや、まぁ要は、書籍紹介ですけどね。
 サブタイトルは

 〜問題発見、解決への旅路のガイド集〜
 
 サブタイトルでもわかるように、
 このコーナーで扱う書籍は……

・社会の問題について理解を深めてもらう書籍
・問題解決のスキルなどについて理解を深めてもらう書籍


 そんな書籍が中心になります。

 ま、たまには管理人の趣味丸出しの書籍が、
 紹介されるかもしれませんが……

 ま、気にすんな!


○で、なんで「たんけんぼくのほん」なの?


 まず、第一に

 社会の問題を解決しようとする旅路には、
 決まったコースなんてないから。

 各人が体当たりでその旅路を切り開いていく。
 それが、問題解決への道です。

 このコーナーを通して、
 その道を切り開くための、私だけのガイドブック、
 すなわち「ぼくのほん」に出会ってほしいと思うのです。


 ここまで、だいぶかっこいいことを書いてきました。
 第二の理由は、もっと個人的な理由です。

 それは、

 管理人自身が、毎回さまざまな本との出会いをなしていくという、
 そんな探検をしつづけていこうという、
 意思の表れでもあるからです。


 その意味では「ぼくのほん」ってのは、
 管理人の本ってことにもなります。
 
 ま、管理人の蔵書コレクションを
 披露する場でもありますしね。


 さて、ここまでいろいろと理由だててきましたが、
 わかっている人には、上の理由は、
 なかば後付けだとわかっているはず。

 第三の理由にして、本当の理由は……

 「たんけんぼくのまち」のパクリです!

 「たんけんぼくのまち」を知らない方は、
 こちらからどうぞ。


○でも、書籍紹介って、いろんなブログでやってるよね


 確かに。

 けれども、この「たんけんぼくのほん」には、
 いくつか「ウリ」があるんですよ。

 まず第一に、
 Amazonの書籍コーナーにリンクが張られていること!


 ……すみません。それこそ、みんなやってますよね。


 ま、それはともかくとして、
 第二のウリは、意外とやってる人が少ないですよ。

 それは……

 管理人が持っている本を、
 ちゃんとケータイのカメラで撮影していること!


 それがどうした、
 って意見もありそうですが、

 これは、ちゃんと本を買って(または借りて)
 読んだんだよ〜ん、という証明のため。


 そして、第二のウリに付随して、
 第三のウリは、もっとすごい!

 それは……

 毎回、管理人の指が、
 あわせて掲載されていること!


 もう、指フェチにはたまらないサービス!
 
 ……って、そんなことはないかな?
 
 案外、今後はいろんな人に持たせて撮影する予定。
 ウチのカミさんとか。

 って、これって、ひょっとしたら、今後流行るかも!?
 有名人の指とかで。

 いまのうちに、登録商標とっとこうかな。
 「指と一緒に本の紹介スタイル」とか。


○最後に


 ま、書籍コーナーとはいえ、
 おおまかなあらすじとかは、
 たぶんそんなに紹介しない予定。
 そんなのは、AMAZONで紹介されてますしね。

 あくまでも、基本は
 「管理人にとってのポイント」で
 書いていく予定。

 その点では、他の人にとってのポイントも
 むろんあるわけです。

 ですので、管理人の書評を鵜呑みにせず、
 各人で本を手に取るのが、やっぱり最良です。
 

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