2009年02月20日

たんけんぼくのほん「チェンジメーカー」!

管理人です。
 
 今日の、「たんけんぼくのほん」は……

 「チェンジメーカー」!

 090220_171948.jpg

 サブタイトルに「社会起業家が世の中を変える」
 とあるように、

 要は、社会起業家のインタビュー本です。

 ま、社会起業家について書かれた本は、
 いくつかあるのですが、
 それは、おいおい紹介していくとして、

 まずは、実際に「社会起業家」と呼ばれる人たちの
 活動をみていくことが、
 社会起業家についての理解の第一歩かな、と。

 著者は、渡邊奈々さんという、本業は写真家です。
 だからかはわかりませんが、
 本の中での社会起業家の写真は、かなり生き生きとしています。


○この本から見る、社会起業家の資質とは…… 

 
 さてさて、この本では、
 18人の社会起業家と呼ばれる人について
 紹介しています。

 全員を紹介するのはしんどいので、
 個人的に興味を持った人を紹介します。

 まずは「社会起業家の父」と呼ばれる、
 「アショカ財団」代表の、
 ビル・ドレイトンさん。

 社会起業家のサポートといえば、
 アショカ財団が最大の歴史と実績と実力を持ってます。
 
 そんなドレイトンさんいわく、
 社会起業家に求められる資質として、

・右脳と左脳の両方が豊か

・何らかの社会の矛盾を解消したいという情熱があること

・変革を実現する可能性のあるまったく新しいアイデアを持っている

・理想的なアイデアを現実にする上で具体的な戦略を持っている

・予期せぬ障害が起きたときでも、即座に頭を切り替えて
 ゴールに向かう柔軟性


 これらすべてが必要だそうです(本書P17)

 う〜ん。確かに、これらすべてが備わっていたら、
 ビジネスでも、何でも成功するでしょうね。


 しかも、それに加えて、

・短期的な達成感がなくても情熱を継続する持続力

・誠実さ(これがもっとも大切、だそうです)


 がなくてはいけないそうです。


 ……これらすべてがそろった人間のことを、
 普通の人は「模範的な人間」と呼びます。


 ま、逆にいえば、これくらの能力がなくては、
 後々大変、ということかもしれませんが……

 ちょ、ちょっと、これでは、
 
 「社会起業家って、雲の上の人なのねぇ」

 という結論で終わってしまうので、
 もう少し、違う観点でみていきましょう。

 まず、社会起業家と呼ばれる人は、
 ほとんどお役所、官僚嫌いだといっても、
 ほぼ差し支えありません。


 「政府のお金というのは自由に使えないものよ。
  私はとにかく官僚が大っ嫌い!」
(本書P31)
 (エンデヴァー代表 リンダ・ロッテンバーグ)

 ……ほらね?

 ま、ほかにも、市からの支援がカットされて、
 社会起業への道が始まったとか、
 どうも、お役所とのある種の決別から、
 社会起業というものは、スタートするようです。

 個人的には、お役所との協働については、
 
・まず、お役所の委託がなくても独立できる資金を確保する
・お役所体質については、あらかじめそういうもんだと受け入れる

 この2つがないと、いろんな意味で疲弊します。


○この本のおすすめは……


 ここまで書くと、なんか社会起業家って、
 雲の上の存在であるうえに、
 官僚からは煙たがれる存在なのかと、
 写ってしまいますね。

 ま、それはそうなんですが。

 でも、この本を見ていると、
 
 「世の中捨てたもんじゃないな」という気にはさせられます。
 その意味では、おすすめの本です。





 しかし、ここで感銘を受けて、

 「よし! 自分も社会起業家になろう!」

 と思ったときに、
 そのハードルが、とてつもなく高いことは、
 やっぱり間違いないんですよねぇ。


 ま、せめて、
 
 「自分は、社会起業家になろうと思っている」

 という人が周りにいたら、
 理解を示してあげましょう。


○最後に

 この本に出ているのは、
 社会起業家の中でも、エリート中のエリート。
 いわば、業界ではトップレベル。

 では、こうしたトップレベルが自然発生的に登場するのを、
 私たちは、祈って待つだけでよいのか?

 政治はあてにならないから、
 あとは、この人たちに任せよう。
 って、それでよいのだろうか?

 もう少し、こうした一流の人材を輩出できるようにするための
 土壌作りが必要ではないのか?
 そんなことを考えています。

 では、その土壌とは何か?

 ひとつは、間違いなく
 青年社会起業家、つまり、
 社会起業家予備軍の輩出でしょう。

 ほかにも、現在のNPO等のサポート、
 企業サイドへの働きかけ、
 いろいろありそうです。

 P-SONICが、ここでできることは何か?
 すべきことは何か?
 したいことは何か?

 現状の活動を続けながら、
 そんなことを、考えています。

 
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/114564857

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。