2008年07月25日

プランナー養成講座・第一回報告!

 管理人です。

 以前より、うちの庭でミニトマトを育てていたんですが、
 最近ようやく収穫できるようになってきました。
 まだ、部分部分でしか実が赤くなってないですが、
 これが全部実ったら、相当な量になりますな。

Ts3c0042.jpg

 しかし、ミニトマトを作るにもちゃんとやり方というか、
 流儀のようなものがあって、
 その手順を踏んでないと、茎や葉が無駄に伸びてしまうのだそう。

 
 管理人がそれを知った時は、もう後の祭り。
 うちの庭は、最近はやりの緑のカーテンよろしく、
 トマトの茎や葉で覆われてしまってます。

 ものづくり全般も、やはりそうした型というか、
 流儀のようなものがあって、
 それを踏んでいく事が、結局は最善の策という事が多々あります。
 それは「企画」という要素でも同じはず。

 その流儀を打破して、新しい流儀を編み出そうにも、
 結局既存の流儀がもとになるはずなのです。
 それは、伝統的に「守・破・離」のプロセスと呼ばれます。


 今回は、以前ご紹介した「プランナー養成講座」の第一回の
 内容について、管理人の視点から報告しようと思います。


 企画作りの「守」の部分をみていくために。


○企画作りに「思考停止」は厳禁!


 最初の方に、講座全体の「グランドルール」が発表されました。

 積極的に発言しようとか、
 人の話をちゃんと聞こうとか、
 みんな「さん」づけとか、


 一見小学生への注意ですか、と思えるような内容だけれど、
 その実意識しないとほとんど守られないルールが発表されました。
 特に、人の話聞いてない(としか思えない)人が
 多いんですよねぇ。この業界って。

 で、その中で個人的に興味深かったのが
 「思考停止ワードを使わない」というもの。

 まぁ「わからない」「できない」「難しい」「無理」とか、
 よく使いがちな、あのワードですよ。


 このワードを使ってしまうと、
 企画が頓挫するか、ありきたりの企画に終わります。

 とはいえ、個人的には、このワードを「発する」ことは、
 罪ではないと思うんです。
 ただし、
 「そのあとで、なぜできないかを徹底的に話し合う」という
 前提つきですけどね。

 なぜなら、世の中でヒット企画といわれるものを
 生み出してきた人々の大半が、
 「できない」「難しい」要因を洗い出した上で、
 それを逆にウリにしていったケースが多いからです。



○企画ってなに?


 講座では、企画の定義について
 「現状より少しでもよいことを実現する為のプランをたてること」

 と銘打ってました。

 この定義の背景になるのは、
 
 ・現状について認識していないといけない
 ・現状を良くしたいと思っていないといけない
 ・どうしたら現状を打破できるかのアイデアがないといけない
 ・それを、実現可能なプランに落とし込まないといけない


 このうち、見落とされやすいのは、2番目の
 「現状を良くしたいと思っているか」という点。

 「まぁ、いろいろ問題はあるけど、しかたないよね」
 「現状に対して、文句を言ってはいけない」

 こう思っていると、問題は解決しないし、
 問題を解決する打開策としての、企画も生まれないわけです。

 そう考えると、ある種の「あきらめ」が企画を殺すといっても、
 過言ではないといえます。



○企画とは、目的達成の為の「手段」


 企画作りにおいて陥りやすいワナはいくつもありますが、
 そのうちの一つは

 「目的と手段が転倒するワナ」!

 いろんな市民活動とかで企画を行うのは、
 企画を通して何らかの問題を解決したいという
 「目的」があるわけで、
 企画はそのための「手段」にすぎません。

 ですが、企画について考え出すと、とたんに
 「企画をすること」が目的になってしまいがちです。
 要は、当初企画をしようとした際の「目的」を、
 忘れてしまうってことです。


 P-SONICの場合だと、目的は
 「青年社会起業家の育成に寄与する」となります。

 で、このための企画を考える時に、

 たとえば「第一線で活躍する社会起業家の講演会」という
 企画をおぼろげに思い浮かんだとします。

 でも、青年社会起業家の育成に寄与する方法は、
 他にもあるはずなのです。
 青年社会起業家にカネを支援するとか。

 そういった「目的を達成する為の手段」を
 あらかじめ考えられるだけ考えて、
 どれが目的達成のために最も優れたものかを
 検討する必要があります。


○企画に必要な3要素


 講座では、こんな風に言われてました。

 1.目的

 なぜ、この企画なのか?
 企画を通して何が達成(実現・解決)されるのか?


 逆を言えば、何を解決したいのか?
 これが分からないといけないわけです。


 2.新しさ

 今までのものとの違い、
 いってみれば「ウリ」です。


 3.プラン
 どこまで実現可能か。実現までの見通しがきちんと示せているか。 

○企画作りの流れ


 企画作りの全体のプロセスは、以下の流れをとるとのこと。


1.何を企画するのかを確定するプロセス

 1-1.解決すべき問題群の洗い出し
 1-2.この企画で取り組む問題の選定
 1-3.取り組む問題が発生する原因を洗い出す
 1-4.1-3で洗い出した原因の対応策
 1-5.1-3、1-4をもとに、取り組むべき課題を選定


2.実現をカタチにするプロセス

 2-1.1-5の課題を解決できる「テーマ」の設定
 2-2.テーマをもとにコンセプト(ウリ)を設定
 2-3.コンセプトを具体化できる方法を検討
 2-4.実現に向けてのプランニング


 ふつう、企画作りというと、
 2-4の部分だけを思い浮かべそうですが、
 実のある企画をつくるには、すべての要素が不可欠になります。


○とりあえず企画作り練習


 で、ここまでの話をもとに、
 実際に企画作りをちょっと練習。
 お題は「若い人に不評の忘年会」

 まぁ、即席グループ単位で、
 ちょっと話し合うことになったんですが……
 もう、おもしろいくらいに、半数近くが、
 「企画作りにおいてありがちなワナ」に陥ってましたね。

 1.目的と手段が転倒するワナ

 ここでの目的は
 「忘年会というお題で、企画作りの練習をする」こと。
 いわば、忘年会ってのは、企画について学ぶ為の手段。
 それなのに…

 「忘年会がつまらないっていうんなら、
  自分たちが幹事しろってんだ!」


 この際、そんなことはどうでもよろしい


2.思考停止ワード

 講座の冒頭で、講師が
 「思考停止ワードはやめましょうね」と
 注意してたにもかかわらず…

 「まぁ、どだい全ての人が満足する忘年会なんて、無理」

 さ、最初の注意は何だったのかあっ!

 セオリーとしては、この後、

 「じゃあ、うちの若手社員が満足するには?」

 というふうに、問題を絞っていく必要があるにもかかわらず、
 そんな流れにはならなかった(管理人も修正できなかった)
 ですからねぇ。


3.合意形成なく、一人で話が飛躍する

 こうした類の話し合い、特に企画という、
 いままでにやってないことを話し合う場合、

 「全員が同じ歩調で、合意していく」プロセスが不可欠。

 特に多いのが、頭の中でもう論理が(自分なりに)
 展開されていて、
 それをみんなが分かっていると「思い込んで」いる場合


 でも、ほとんどの場合、分かっているのは自分だけで、
 みんなは別の歩調を向いていた、なんてことはざらです。

 これを防ぐ一つの手は、
 ・一つの議題を話している時は、その議題に集中する。
 ・議題をまとめるときは「これでよろしいですか?」と聞き、
  参加者は「はい」と返事する
 (声を出すのが恥ずかしいなら、うなづきで可)



4.はじめに結論ありき(ダウンローディング)

 こうした企画を考える時におおいのが、
 
 「自分の今までの経験則で即断する」パターン。
 これをやると、たいてい企画はありきたりのものになります。

 これを防ぐには、常に「なぜ?」「他には?」を
 問うようにするしかないかなと思います。


 ただ、これを連発する人は、嫌われるんですけどね。
 
 でも、ありきたりの企画を防ぐには、
 誰かが、これをやらないといけません。
 普通は、リーダー格が担当する事が多いです。


○最後に


 まぁ、いろいろと書きましたけれど、
 この講座もまだ第一回。
 
 さてさて、果たして、
 この後どうなることやら…… 
 
 
posted by ダイリーエンジョイ at 19:09| 広島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 他団体イベントの報告♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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